たまごのチカラ

世界中の朝のテーブルの定番、それはたまご料理!

どこの国でも、ホテルの朝食はビュッフェ形式が多いようです。そこでの定番はもちろんたまご料理。オムレツ、目玉焼き、スクランブルエッグ、ポーチドエッグ、ゆでたまご、そして温泉たまごに生たまごなどなど、食べ方もバリエーションに富んでいます。

このなかでも、日本人が大好きなのが「たまごかけごはん」ではないでしょうか。昔からお米をエネルギー源としてきた日本人にとって、そこにたまごを落として食べるというのは、栄養学的にも理にかなった食事だったといえるでしょう。

実は、たまごを生で食べる食習慣がある国は世界でもあまり例がありませんが、たまごかけごはんのほか、すき焼きを生たまごにつけて食べることに日本人は何の違和感もありません。これに対して海外では、卵の殻などにサルモネラ菌が繁殖して食中毒を起こすと思われていて、生ではほとんど食べないのです。

日本では、もともとたまごを生で食べる食文化があったため、採卵からパッキングまでの衛生管理基準が厳しく定められていますから、安心してたまごかけごはんを召し上がっていただけるのです。もちろん、トマルもたまごの安全安心のためのルールは厳格に定めて順守しています。

ところで、たまごかけごはんで忘れてならないのが、醤油の存在。この「万能調味料」があったからこそ、日本人はたまごかけごはんを思う存分食べることができたといってもいいでしょう。2000年以降には、たまごかけごはん専用醤油が市場に登場して「T.K.G.」という言葉が生まれて、たまごかけごはんがなおいっそう身近になってきました。

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