ごあいさつ

当社は1925年に創業して以来、卵、堆肥、雛や牛、牛乳と、生物を飼養する事で産まれた良質な商品を安定的にお届けする事を目指して実践して参りました。1925年当時、蚕糸業が盛んだった前橋にて、近隣の方々が蚕の餌となる桑を育てる為の肥料が足らないと聞き、また当時の高級食材であった卵を販売する為、私の曽祖父が200羽の鶏を飼い始めました。そしてその翌年には、鶏を飼いたくても十分に雛が買えない為、急遽夜汽車に乗って愛知県まで孵化の技術を勉強しに行き、孵化業を始めたのです。今でもより良い商品作りの為に何が出来るか考え、即座に実践する事は我社のDNAであり、日々挑戦し続けております。

それ以来、卵の一貫した生産体制を築き、品質管理を徹底して行っています。日本人は卵が好きで、常に食卓にある卵であるからこそ、如何に安心して美味しく食べられるかを考え、FSSCやISO、J-GAPといった外部認証を取得し、社内では獣医師を中心とする5S活動を通して、科学的な根拠に基づく安全、安心な商品づくりに励んできました。

雌鶏や乳牛は病気等を除いて命を奪う事無く、最高の動物性タンパク質をお届けできる、有難い仕事です。産まれた卵や牛乳は美味しく、家庭やレストラン等の食卓を飾り、何気ない食事を通して人は幸せを感じる事が出来ます。今後も、日本の食を支える仕事に誇りをもって発展させて参りたいと思います。